家田製菓は、日本の食文化の一つであるポン菓子を世界や新しい世代に伝えていく活動をしております。
創業30年以上続くポン菓子専門メーカーだからこそ、私たちにしか伝えられないことがあると信じ、
各種イベントを通じて、世界中の方、ポン菓子を知らない若い世代にもポン菓子の魅力を発信しております。
海外支援
2016年、農林水産省から「ケニアでポン菓子の指導と、その発表をしてほしい」と、ご依頼をいただきました。創業から30年以上作り続けてきた、ポン菓子という駄菓子が、国際貢献に役立つかもしれない。そう思い、二つ返事でこのご依頼を引き受けました。
その年の夏、第6回アフリカ開発会議へ参加し、ナイロビ近郊にあるキツイ村の女性たちに、ポン菓子を上手に固める製造方法を指導しました。
また、地元産の雑穀やトウモロコシ、豆は全てポン菓子の膨化に適しており、その加工技術がアフリカ現地の方の健康面や収入にいかに貢献するのかを各国の首脳にPRしました。
2017年には、ケニアから2名の研修生を弊社工場に受け入れ、ポン菓子の製造から包装・販売までを指導しました。
2018年には、フォローアップとして再びケニアの様々な地域を訪問し、タマリンドやバオバブパウダーなど、現地独特の原材料を使って味付けすることで、現地での付加価値を高めることができました。現在では、ケニア国内の6か所以上の地域でポン菓子づくりをしています。
今後の目標としては、アフリカ全土にポン菓子を広めること。ポン菓子を未来へ、そして世界へ。私たちの挑戦はまだまだ続きます。
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ケニアでの技術指導
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ソトコトマラソン(ケニア)で現地で作ったポン菓子を販売
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JAICAプロジェクト/エチオピアでのデモンストレーション
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ケニアの小学校で実演披露。NHK全国・国際でケニア同行取材が放送されました。
食育
私たちは、各地の学校を訪問し、ポン菓子の実演販売と食育講座を行っています。
特に、子どもたちが育てたお米でポン菓子を作る活動では、自分たちの手で収穫したお米が、香ばしいポン菓子に生まれ変わる過程を体験することで、食の大切さや、食料問題、フードロス問題について深く考えるきっかけとなっています。
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ポン菓子を通じた食の講義
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ポン菓子実演の見学
産学連携
2020年から2022年にかけて、南山大学との産学連携プロジェクトとして「ポン菓子プロジェクト」を実施しました。
このプロジェクトでは、エチオピアの学生との国際交流を深めながら、現地の穀物を用いたポン菓子の製造技術を伝授することで、食糧問題の解決と地域の発展に貢献することを目指しました。
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南山大学学生と地産地消をテーマに商品開発も実施
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エチオピアでポン菓子機の技術指導
地域貢献
知多半島への観光客誘致や交通安全推進 活動などぽんかふぇ運営を通じて地域貢献につながる活動を行っています。
毎年12月にセーフティーサンタランを主催。県内外からライダーを募集し、観光地を巡りながら南知多町・美浜町の子供たちに交通安全を呼びかける活動をしています。
ぽんかふぇ前では半田警察署から来た白バイ隊による交通安全啓発運動を行いました。
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セーフティーサンタランで交通安全呼びかけ
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半田警察署白バイ隊による交通安全啓発運動
フードロス対策
フードバンクや地元の子ども食堂へ出荷期限を過ぎてしまったポン菓子の寄付、製造過程で出る商品化できない規格外品を大学の運動部学生寮に寄付するなど、ポン菓子のフードロスへの貢献をしています。
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至学館大学運動部の学生達
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フードバンク運営のセカンドハーベスト様へ寄付